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乗用車用タイヤラインアップ
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ダンロップ公式アカウント

TOKYO AUTO SALON 2009 & TOKYO IMPORT AUTO SALON 2009   イベントリポート

東京オートサロン 2009 with NAPAC ダンロップブースリポート

今回で27回目となる東京オートサロン。
今年から国産車と輸入車が別々の会場で行われることになりました。
そして今年、ダンロップが日本の地を踏んで100年を迎える記念すべき年。
そこで今年のブースコンセプトはずばり「The Origin. DUNLOP」。
100年にわたって培ってきた高い技術力を、3つのカテゴリーに分けて展示しました。
ル・マン24時間レースを9回制した伝説のル・マンマイスター「ダンロップポルシェ」。
SHELL DUNLOPカラーのポルシェ962Cをはじめ、貴重な歴史的な自動車も展示。
100年の歴史を刻むDUNLOPブースをお楽しみください。

DUNLOPが、日本の地を踏んで100年。 The Origin. DUNLOP
これまでの歩み----進化の歴史

<ダンロップ年表>

1888年 英国にて獣医ジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを発明する。
1905年 初めてトレッドに横溝のパターンをつけた自動車用タイヤを開発する。
1909年 英国DUNLOP社の工場誘致。日本初の近代的ゴム工場として創業する。自動車タイヤ・チューブ、人力車タイヤ(ソリッド)の生産を開始する。
1913年 日本で自動車タイヤの生産を開始する。国産第1号タイヤ誕生。
1924年 DUNLOP装着チームBENTLEYがル・マン初優勝を飾る。
1927年 DUNLOP装着チームのサンビーム特別カーが平均時速203マイル(326.6km)の新記録を達成。
1931年 DUNLOP装着チーム、ル・マン8連覇を成し遂げる。
1939年 39年を最後にル・マンは第二次大戦で中断。この年はDUNLOPを履いたBUGATTI57Cが優勝。
1947年 数多くのスピード記録の挑戦にタイヤを提供。米国ユタ州でRailton Mobil Special号が時速394マイル(634km)の新記録を樹立。
1949年 第二次世界大戦終了後、ルマンが再開。
1956年 DUNLOPがF1グランプリに参戦する。
1960年 DUNLOP新マーク採用。
1972年 軽いパンクなら80km/hで160km走行可能なタイヤの開発に成功する。
1988年 空気入りタイヤ実用化100年。
1991年 DUNLOP装着のMAZDA787Bで日本車としてル・マン初優勝を飾る。
1998年 スーパーコンピュータ内でタイヤモデルを転動させ、走行中の接地面などを分析するDigital Rolling Simulationデジタイヤを発表する。タイヤ開発史上に残る技術と評価を得る。
1999年 米国GOODYEAR社とグローバル・アライアンスを締結する。
2002年 4本のタイヤを装着し、走行中の挙動や路面環境をスーパーコンピュータ内で再現・分析する技術Digital Rolling SimulationⅡを発表する。
2006年 走行時におけるタイヤの内部の空気振動を徹底的に分析し、耳障りなノイズの低減を可能にするDigital Rolling SimulationⅢを発表する。世界初の音を吸い取る特殊吸音スポンジを搭載したLE MANS LM703を発売する。
2006年 石油外天然資源使用比率70%を達成した次世代エコタイヤENASAVE ES801を発売する。
2008年 石油外天然資源使用比率97%まで高めた次世代エコタイヤENASAVE97を発売する。

空気入りタイヤの歴史はダンロップからはじまりました。それは1888年のことです。ダンロップの生みの親である「ジョン・ボイド・ダンロップ」が10歳の息子から「ボクの三輪車をもっと楽に、もっと速く走れるようにして」と頼まれたことこそがタイヤが世に出るきっかけになりました。
当時の移動手段は、自転車や馬車が主流でした。車輪は木製で、その車輪に固形ゴムをはめ込んだ状態のものが一般的に普及していました。しかし、当時の路面は石畳みが多く、硬い木製の車輪はとても乗り心地が悪く不快なものでした。そこで、ジョン・ボイド・ダンロップは考えました。「もしチューブに空気を入れて車輪に巻いたらどうだろう」と、そして、息子の三輪車を使ってチューブに空気を入れた車輪を実験。試行錯誤を繰り返し、遂に石畳の路面をスムーズに走れるタイヤを完成させました。これが、現在まで続いている空気入りのチューブ式タイヤ誕生のルーツになっています。
以降、ダンロップでは、発明者を創業者とする会社らしく、常に新しいタイヤの可能性に挑戦し続けてきました。ハイドロプレーニング現象の発見、タイヤ開発史上に残る技術と評価されたデジタイヤの発表など、タイヤの技術革新の歴史の中に必ずダンロップのテクノロジーが使われています。そして今年、ダンロップは日本の地を踏んでから100年目を迎えます。その記念すべき年に、ダンロップは時代に先駆けたタイヤの新たな「安全」と「快適」を創り出すだけでなく、地球とクルマという関係からタイヤを見つめ直し、これからの100年に向け「環境配慮商品」の開発についても積極的に推進します。今回のオートサロンでは、ダンロップの歴史と共に最先端技術に触れることのできるスペースも設けています。

TOKYO AUTO SALON 2009会場写真