TOKYO AUTO SALON 2012 イベントリポート
ダンロップのタイヤ技術の歴史と進化を体感展示
日本最大級のカスタムカーの祭典、「東京オートサロン」が2012年1月13日(土)~15日(日)にかけて
千葉市美浜区の幕張メッセで開催されました。
30回の節目を迎え、ますます注目度が高まる同ショーに、ダンロップは今年もブースを構えました。
今回のブースの特徴は、「120年以上に渡って培ってきた
ダンロップのタイヤ技術の歴史と進化を分かりやすく体感展示」したことにあります。
サーキットに見立てた展示ゾーンを作製し、そこに開発の原点/空気入りタイヤ比較什器/
ハイドロ比較什器/吸音性能比較 特殊吸音スポンジROOM/特殊吸音スポンジ体験コーナー/
転がり抵抗比較シーソー&ボール什器/巨大タイヤ型展示什器/積車型タイヤ展示&Paint Wall
といった各コーナーを設けました。
ブースの内容を詳しく紹介していきましょう――。
<ダンロップ年表>
1888 | 英国にて獣医ジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを発明する。 息子のジョニーに「ボクの三輪車をもっと楽に、速く走れるようにして」と、頼まれたのがきっかけ。 |
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1905 | はじめてトレッドに横溝のパターンをつけた自動車用タイヤを開発。 |
1909 | 英国DUNLOP社の工場を誘致。日本初の近代的ゴム工場として創業。 自転車タイヤ・チューブ、人力車用タイヤ(ソリッド)の生産を開始する。 |
1913 | 日本で自動車用タイヤの生産を開始する。国産第一号タイヤ誕生。 |
1924 | DUNLOP装着チームBENTLEYがル•マン初優勝を飾る。 |
1927 | 米国デイトナビーチにて、DUNLOP装着のサンビーム特別カー(セグレブ少佐:英)が平均時速203マイル(326.6km/h)の新記録を達成する。 |
1931 | DUNLOP装着チーム、ル•マン8連覇を成し遂げる。 |
1947 | 数多くのスピード記録の挑戦にタイヤを提供。 米国ユタ州にてRailton Mobil Special号が時速394マイル(634km/h)の新記録を樹立する。 |
1956 | DUNLOPがF1グランプリに参戦する。 |
1960 | 濡れたガラス盤上を高速で通過できる装置を作りハイドロプレーニング現象をはじめて解明する。 |
1972 | 軽いパンクなら80km/hで160km走行可能なタイヤの開発に成功する。 |
1988 | 空気入りタイヤ実用化100年。 |
1991 | DUNLOP装着のMAZDA787Bで日本車としてル•マン初優勝を飾る。 |
1998 | スーパーコンピュータ内でタイヤモデル(単体)を転動させ、走行中の接地面などを分析する Digital Rolling Simulation「デジタイヤ」を発表する。タイヤ開発史上に残る技術と評価を得る。 |
1999 | 米国GOODYEAR社とグローバル・アライアンスを締結する。 |
2002 | 4本のタイヤを装着し、走行中の挙動や路面環境をスーパーコンピュータ内で再現・分析する技術 Digital Rolling Simulation II を発表する。 |
2006 | 走行時におけるタイヤ内部の空気振動を徹底的に分析し、耳障りなノイズの低減を可能にする Digital Rolling Simulation III を発表する。 世界初※1の音を吸い取る特殊吸音スポンジを搭載した LE MANS LM703 を発売する。 石油外天然資源使用比率70%を達成した新世代エコタイヤ ENASAVE ES801 を発売する。 |
2008 | 石油外天然資源使用比率を97%にまで高めた新世代エコタイヤ ENASAVE 97 を発売する。 |
2009 | 転がり抵抗の低減で低燃費を実現した ENASAVE EC202 を発売。 |
2010 | ダンロップの最先端技術をフルに投入して開発された輸入外車用フラッグシップタイヤ SP SPORT MAXX GT と SP SPORT MAXX TT を発売。 |
2011 | 低燃費タイヤでは世界初の特殊吸音スポンジを搭載し、静粛性・快適性に、ウエット性能・低燃費性能を 高次元でバランスしたLE MANS 4(LE MANS LM704)を発売。 ダンロップが誇る先進の技術を駆使し、ヨーロピアンSUVの高荷重・高重心・高出力に対応した、 ニューフラッグシップ・SUV専用タイヤ SP QUATTRO MAXX を発売。 |
2012 | エナセーブ史上最高の低燃費性能。低燃費タイヤのテクノロジーを結集したフラッグシップモデル 「エナセーブ PREMIUM(プレミアム)」を発売。 |
※1:タイヤの内側に非リング状の特殊なスポンジを装着し、ロードノイズを低減させた量産乗用車用タイヤとして。
2008年11月30日現在、日本では特許No.3612059等、計4件、外国では特許No.6726289等、計18件取得済。また、日本を含む世界で合計115件の特許を申請中。
なお、1985.1/1〜2005.8/31間の特許文献、非技術文献、新聞・雑誌等の一般的な情報の範囲において、公報の目視スクリーニング等で調査した結果、「世界初」と推定される。この調査は、住友ゴム工業株式会社が第三者の調査会社に委託して実施。
2008年11月30日現在、日本では特許No.3612059等、計4件、外国では特許No.6726289等、計18件取得済。また、日本を含む世界で合計115件の特許を申請中。
なお、1985.1/1〜2005.8/31間の特許文献、非技術文献、新聞・雑誌等の一般的な情報の範囲において、公報の目視スクリーニング等で調査した結果、「世界初」と推定される。この調査は、住友ゴム工業株式会社が第三者の調査会社に委託して実施。