地球温暖化問題が深刻化する現在、更なるCO2排出量の削減が急務となっています。ダンロップでは、開発や、物流におけるCO2の削減はもちろん、全社をあげた緑化活動など、様々な段階でこの問題に取り組んでいます。
Team.ENASAVE
どんぐりプロジェクト。
どんぐり拾いを通して自然とふれあい、集めたどんぐりを育てて緑の森を増やしていこうという地域の緑化活動です。
地域の方々や従業員から各工場の「どんぐり銀行」に寄せられたどんぐりを、工場で大切に苗木まで育て、地域への苗木の提供や植樹、また各事業所の緑化などに活用しています。
たとえば六甲山では、4ヘクタールにも及ぶ「住友ゴムGENKIの森」づくりが予定されています。
国内外で緑化活動を推進
森林は、気候変動の原因となるCO2を吸収するほか、生物多様性を保全するための重要な場所です。住友ゴムグループは、CSR活動ガイドラインの一つに「Green」(緑化)を掲げて、国内外の各事業所や周辺地域の緑化活動を推進しています。
2009年度には、世界各地の事業所やその周辺地域において、20年間で100万本の木を植えるという「100万本の郷土の森づくり」プロジェクトを開始しました。これからも植樹活動を継続するとともに、森林整備にも注力していきます。
チーム エナセーブの環境活動
地球にやさしい低燃費タイヤ「エナセーブ」の売り上げの一部で、タイやインドネシアのマングローブの森を再生する活動(Green プロジェクト)や100年後の未来の子どものために、日本の美しい文化や自然を継承して行くことを目的にした環境保全活動(未来プロジェクト)を推進しています。
石油外天然資源比率、転がり抵抗値、軽量化、耐摩耗性能など、ダンロップ独自の厳しい環境基準をクリアした商品を「eco line up」と定め、更なる環境性能の強化に努めています。2009年から上市する国内市販用タイヤ※は全て自社基準を満たしたタイヤとなり、2015年には国内で販売する市販用タイヤの主力商品は、全てこの自社基準を満たしたものとなります。
※対象品目は、国内市販用の乗用車、バス、トラック、ライトトラック用です。
物流においてもCO2の削減を
物流においても、トラック輸送から、より環境負荷の小さい鉄道コンテナ・フェリー便へ移行するモーダルシフトを推進することで、タイヤ輸送に伴うCO2排出量の削減に貢献しています。
大量生産・大量消費の経済活動は、膨大な量の廃棄物を発生させ、環境に対する負荷の増大を招いてしまいます。
ダンロップでは、工場における廃棄物削減や、廃タイヤのリサイクルなど、生産・廃棄段階で大きな成果を上げています。
厳格な環境経営を推進
1997年に国内タイヤメーカーのトップを切って環境マネジメントシステムの国際規格・ISO14001を取得したほか、国内外すべてのタイヤ生産拠点でも取得を済ませています。
また、2005年には日本のタイヤメーカーとして始めて、国内全工場で埋立廃棄物をゼロにする「完全ゼロエミッション」を達成するなど、厳格な環境経営を推進しています。
工場名 | ゼロエミッション 達成 |
完全ゼロエミッション 達成 |
---|---|---|
名古屋工場 | 2001年 12月 | 2004年 12月 |
白河工場 | 2001年 12月 | 2004年 12月 |
宮崎工場 | 2003年 12月 | 2004年 12月 |
泉大津工場 | 2003年 12月 | 2005年 3月 |
廃タイヤにも新たな道を
日本国内で発生する廃タイヤは、毎年約1億本にも上ります。
ダンロップでは、廃タイヤを燃料として使用する廃タイヤボイラーシステムを3工場で保有している他、摩耗した使用済みタイヤにトレッドゴムを貼り付けて新たな製品にする「更正タイヤ」の製造や、廃タイヤを有効活用する「アスファルトラバー」の開発など、リサイクルにも力を入れています。
SHOP SEARCH - 店舗検索