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東京オートサロン 2013 ブースリポート
東京オートサロンの舞台で新プレミアムコンフォートタイヤを先行出品
ブースの2大主役、最新プレミアムコンフォートタイヤの「VEURO VE303」
と、ストリートラジアルタイヤの「DIREZZA ZⅡ」のプロフィールから紹介します。
2013年2月から順次発売を開始する「VEURO VE303」は、今回のショーにおいて初めて実物の一般公開を果たしたダンロップ・ブランドの渾身作です。
主な特長は4点、(1)静粛性能 (2)操縦安定性能 (3)低燃費性能 (4)耐摩耗性能 に集約できます。
静粛性能は、剛性の異なるコードを使用してしなやかさと高剛性を両立した「ハイブリッドバンド」、パターンノイズの原因となるラグ溝容積を55％少なくした「新開発パターン」、以前の技術では解決することが難しかった250Hz付近の空洞共鳴音（タイヤ空洞中の空気が共鳴している音。
高速道路などの継ぎ目を通過した際の“パカンパカン”と鳴る共鳴音や車内で共鳴し耳障りに感じる250Hz周辺の音）を大幅に減らす「特殊吸音スポンジ」などの採用によって実現。
従来のVE302と比較して、ロードノイズは19％、パターンノイズは11％の低減を成し遂げました。
操縦安定性能は、前述の「ハイブリッドバンド」に加えてサイド剛性を均一に高める「ストリップエイペックス」の採用、OUT側の接地面積割合を高めて剛性分布を最適化した新パターンの導入などによって達成しています。
さらに、低燃費性能についてはVEURO VE303用に専用チューニングした「低発熱密着ゴム」などで、耐摩耗性能に関してはトレッド部の不要な動きを抑制した「ハイブリッドバンド」などで性能向上を果たしました。
また、VEURO VE303は低燃費タイヤのラベリング制度にも準拠。転がり抵抗性能で“A”、ウエットグリップ性能で“b”という優秀なグレードを取得しています。
昨年の東京オートサロンで“Coming soon”の予告とともにプロトタイプを展示し、2012年3月より順次発売を始めた「DIREZZA ZⅡ」は、レーシングタイヤ直系のドライグリップ＆コントロール性能を備えたダンロップのトップスポーツタイヤです。
主な特長は、(1)ラップタイム短縮 (2)グリップ向上 (3)コントロール性能の向上 という3点。
ラップタイム短縮は、従来のZ1 STAR SPECに比べてサーキット走行での1周目、最速、平均のすべてのラップタイムを大幅に縮めることに成功。
グリップの向上は、従来品比較でランド比の2.5％引き上げによる接地面積の拡大やセカンドブロックとショルダーブロックの一体化によるパターン剛性のアップなどで達成しています。
コントロール性能の向上は、ハードトッピングゴムの導入によるタイヤ内部ブレイカーのヨレ抑制やコーナリング時にしなやかにたわむ新プロファイルの採用などで実現しました。
ビギナーからエキスパートまで幅広いスポーツ派ドライバーに対応したDIREZZA ZⅡは、トヨタ自動車と共同開発した「DIREZZA ZⅡ トヨタ86専用スペック」3サイズも設定。
タイヤサイド部に刻印された“86”のロゴとともに、ユーザーから熱い視線を浴びています。
「VEURO VE303」は内部が見えるカットモデルもディスプレイ
VEURO VE303 は235/50R18サイズをディスプレイ。 |
DIREZZA ZⅡ は255/35R18サイズを展示。 |
FALKENコーナーではD1仕様のAE86スプリンター・トレノを展示
今回のブースでは、ダンロップと同じ住友ゴムグループのファルケン（FALKEN）ブランドのコーナーも設けられました。主役はファルケンカラーに彩られたD1仕様のAE86トヨタ・スプリンター・トレノ。
装着タイヤはAZコンパウンドⅢを採用してタイヤの温度性能の安定化とサーキットロングライフを実現したファルケン「AZENIS RT615K」で、サイズはフロントに215/40R17を、リアに235/40R17を履いています。
後方の壁には“WANTED”と表された5人のファルケンD1ドライバーのポスターを貼付。
このポスターにはQRコードが記されていて、これを携帯で読み取るとポスターと同イメージの壁紙がダウンロードできる仕組みとなっていました。
