×
乗用車用タイヤラインアップ
×
このページをシェアする
ダンロップ公式アカウント

LANCER EVOLUTION X STAR SPEC PROJECT

1年を通して出た結果と今後

59秒台の壁は高かったがセッティングの方向性に狂いはない

LANCER EVOLUTION X STAR SPEC PROJECT ターゲットとしていた筑波サーキット59秒台には届かなかったが、マシンのセットアップやパーツのデータは確実に取れ、これからの開発に活かされる。最終的な仕様で1分2秒51のタイムを刻んだわけだが、ドライバーによると、タービンを交換したことでパワーバンド高回転域に若干振れてしまったため、シケイン立ち上がりのピックアップが思ったほど良くなかったそうだ。あと500rpm低回転を使うことができたら1分1秒台を記録することも可能だったとのことだった。だが、目的としていたZ1 STAR SPECを活かすセッティングデータは、十分取れたそうで、スプリングレートや減衰特性、アライメントといった足まわりは、十分満足できるレベルにあるので、このままエンジン特性を変更していけばタイムアップを望める。というように、Sタイヤに比べてセッティングが難しいラジアルタイヤでベストなバランスが見つかったことは、プロジェクトの成果が見えたところでもある。また、BLITZとしてもエボⅩ用のパーツ開発の場として大いに役立つデータが取れたそうだ。このマシンは、ワンオフ品を使用しないという規定により製作を行なったが、最終的な仕様でもその約束は守ったままだった。そのため、使用したパーツはすべて市販されているパーツ、またはこれから販売されるパーツになる。そのため、一般ユーザーの誰もが望めば作れる仕様ということになる。

LANCER EVOLUTION X STAR SPEC PROJECT リア  結果として、59秒台を刻むことができなかったわけだが、今後のプロジェクトとしては、エンジンの仕様を見直し、来年の2月に再度タイムアタックをするということまでは決定している。ラジアルタイヤでは驚異といえる筑波サーキット59秒台のタイムを記録するチャレンジは、まだ続いていく。

 < BACK  1  2