植樹地域~現地ブログ~ チーム・エナセーブ

美味しいマングローブの恵み

2014年5月16日|植樹地の様子

マングローブを育てることは、「その地域を波から守ることになり、波の脅威にさらされている村の人々の生活と文化を守ることになる。」と、このブログでも何度かお伝えしていますが、その他にも村人たちはもっと身近なところでマングローブの恵みを得ています。

それは、マングローブの葉や実を食べることです。


葉っぱのおいしい食べ方は、なんといってもテンプラです。勢いがあり葉っぱの数も充実した木から数枚づつ柔らかい若葉を摘み、それに小麦粉につけて油で揚げれば、ちょうど山菜のテンプラのようにオツな味が楽しめます。その他に刻んでクッキーの材料に混ぜるのも手です。

マングローブ植林地は海辺にあるため、近くの町の人にとってはちょっとした観光地です。
その人たち向けに「マングローブのテンプラ」と「マングローブ葉のクッキー」売り出し中です!
現在マングローブ植林の担い手である村人たちがマングローブから収入を得、生活を安定させる
ことができれば、それはマングローブの持続にもつながることでしょう。

文・写真 公益財団法人 オイスカ スタッフ
ダンロップ