2009年にタイから始まり、現在はインドネシアで行われているチームエナセーブGREENプロジェクト。2011年にインドネシアでこの活動が始まって以来、植林準備から実際の植林まですべてを担当しているグループがあります。彼らの他にプロジェクト全体を管理する全体コーディネータもいますが、しかし、現場で住民らと共に頑張りとおしたのは、この植林グループでした。彼らはこの植林の要であり、彼らなしではプロジェクトの成功はなかったと言えるでしょう。 このグループは「Mangrove Bahar(マングローブバハリ)」と呼ばれます。これは「海のマングローブ」を意味します。中心メンバーは5名で構成され、5名はそれぞれの役割に責任を持っています。彼らのコーディネートの元、村の住民は植林活動に参加する形になっています。 彼らは、「リハビリテーション(復元)」と「教育」という2つの委員会を結成しています。リハビリテーション委員会は、植林に関する事を担当します。教育委員会は、住民に対する「植林活動の意義」を訴えかける仕事です。 グループにとって、最も大切な仕事は、植林サイト巡視とメンテナンスです。彼らはずっと、フジツボの食害や、苗木の流失などのようなあらゆる問題を防いできました。これまでのところ、重大な問題がでなかったのは、彼らの熱心な仕事ぶりによるものだといえるでしょう。 それぞれのメンバーは他にも仕事をもっています。自分の仕事が忙しい場合でも、必ず時間をみつけてサイトにでてきます。彼らのそういった日々の努力により、マングローブは美しい森となりつつあります。 Check
最近、ベドノ村は、ちょっとした観光地として人気が出てきています。 元々この地には歴史上の人物の墓地があった事に加え、植林地界隈でのマングローブ散策に人気が出てきているのです。 さらに最近ではモロサリ公園の人気も加わっています。この公園には、レストランやあずまや、小さい商店があります。レストランはおいしい海産物で人気です。ここを拠点に墓やマングローブ林へ向かう観光ボートも出ています。 入園料は6000ルピア(約60円)。有料ですが、静かで穏やかな景色を求め、人々が集まります。海を眺めながら釣りをしたり、食事をしたり、マングローブ林の観光を楽しみます。静かな環境は若いカップルにも大人気!ということで、若いカップルがおしゃべりを楽しむ姿も見かけられます。 以前このブログでもご紹介しましたが、この村はかつて海水の寝食によって村が水没しかかり、人口減に苦しんだ歴史があります。その頃の光景と、今のこの穏やかな光景との差に奇跡を見るような思いがします。 Check