植樹地域~現地ブログ~ チーム・エナセーブ

「人々が去る村」から「人々の集まる村」へ

2015年1月15日|イベント

最近、ベドノ村は、ちょっとした観光地として人気が出てきています。
元々この地には歴史上の人物の墓地があった事に加え、植林地界隈でのマングローブ散策に人気が出てきているのです。

さらに最近ではモロサリ公園の人気も加わっています。この公園には、レストランやあずまや、小さい商店があります。レストランはおいしい海産物で人気です。ここを拠点に墓やマングローブ林へ向かう観光ボートも出ています。

入園料は6000ルピア(約60円)。有料ですが、静かで穏やかな景色を求め、人々が集まります。海を眺めながら釣りをしたり、食事をしたり、マングローブ林の観光を楽しみます。静かな環境は若いカップルにも大人気!ということで、若いカップルがおしゃべりを楽しむ姿も見かけられます。

以前このブログでもご紹介しましたが、この村はかつて海水の寝食によって村が水没しかかり、人口減に苦しんだ歴史があります。その頃の光景と、今のこの穏やかな光景との差に奇跡を見るような思いがします。




文・写真 公益財団法人 オイスカ スタッフ
ダンロップ