前回のブログで「2015年9月に20,000 本の苗が植林されたこと」を報告しました。今回の記事はその2か月後の様子の報告です。 この植林地でも他の植林地同様に「モニタリング活動」と呼ばれる、植林した苗の管理を始めています。管理の様子は何度かこのブログでも紹介しましたが、このモニタリング活動をやるのとやらないのとでは植林の結果に大きな違いが出てしまう大切な作業です。 直近の活動としては、苗木に添え木を結びつける作業が行われました。強い波をもたらす西風のシーズン前に、より苗木を安定させ、その流出を避けるための作業です。あらかじめ風の被害を受けにくい場所を植林地として選定していますが、念には念を入れて一本一本に木を添えていきます。添え木は、強い波から苗木たちを守ってくれることでしょう。 話は変わりますが、苗木は2か月の内にどのくらい成長していると思いますか?(マングローブはその細長い種子を苗木として利用します)この短い期間の内に、苗木からは根はもちろんの事、3~4枚の葉も出てきています。良好な土壌条件であったので、この様に順調に生育することができました。 2万本の苗木に支柱を添えていく作業は2日間続きます。干潮時は腰の深さまで泥に漬かります。そのような中では移動することすら困難です。そのため、メンバーは満潮時の作業を好みます。やっかいな作業ではありますが、苗木がしっかりと泥の中に根付くのにこの支柱が大きな役割を果たしてきているため、おろそかにはできないのです。 植林2か月後の様子を少しお分かりいただけたでしょうか。今のところ順調と言えますが、自然の中の事ですから何が起こるか分かりません。植林グループのメンバーが慎重に見守って居ますが、是非読者の皆様もブログを通して関心を持ち続けてもらえると嬉しいです! Check