マングローブを育てるときの天敵はなんでしょう。 たとえばサル。サルは集団で来て植えた苗木を折ったり、抜いたりして遊び、植樹地をめちゃめちゃにしてしまいます。 そしてフジツボのような貝。 小さな苗木の表面に取り付くため、マングローブは呼吸が出来なくしてしまいます。 そしてツル性の草です。 このようにマングローブに巻きついて成長を阻害します。 マングローブを植えるだけではなく、その後も下草刈りなどの管理作業を必要とする理由のひとつでもあります。 こうしたツルの発生を防ぐために下草を刈り、また絡まったツル性の植物を丁寧に取り除くという手作業が必要になってくるのです。 Check
もう2年になる植樹地は順調に成長を続けています。 ときどき巡回して様子を監督している天然資源環境省のカヤイさん(チーム・エナセーブの森担当者)も大きくなったマングローブを見てにっこり。青空の下、のびのびと成長を続けています。 場所によって少しずつ成長の度合いが違うのは、植樹をした時期的な違いもありますが、土壌の性質が違ったり、潮の入り方が違ったりするため。 また、そうした環境の違いにあわせて樹種を少しずつ変え、それぞれの環境で成長しやすいものを植えています。 Check
豊かなマングローブの森の中ではさまざまな生き物たちに出会います。これまでにもいろいろな生き物たちを紹介してきましたが、今回は2009年に植えたチームエナセーブの森でであった動物です。 写真の中に生き物を見つけられますか? カニやムツゴロウがいますよ。 そしてこんな大きなミズオオトカゲと遭遇!! すぐに隠れてしまうのでめったにお目にかかれませんが、運がよければ出会えます。肉食のこの生き物がいるということは、豊かな生態系が存在しているということでもあるのでしょう。 Check