以前のブログで、「村の未来を担う子供たち」について書きましたが、今回はその続きのお話です。 この地域の子供たちは、生活の中に海水が入り込む生活を日常的に送っています。ある時期には、水の中を歩きながら学校に通う事を余儀なくされています。子供たちはそれも面白がることができますが、大変な状況であることは間違いありません。そしてそういった環境は、子供たちに自然と自分たちの環境について意識を向かわせる絶好の環境なのです。この地域において環境教育は欠かせないカリキュラムとなっています。 さて、具体的にどういったプログラムが行われているのでしょうか。いくつかご紹介しましょう。 まず一つは、野菜栽培です。この土地の土は野菜栽培には向かない土地なので、土は他の土地から運んできます。早く成長するホウレンソウなどを栽培します。もちろん子供たちには初めての体験です。この経験を通じて、「植物の栽培」について経験し、基本的な作業や考え方を学びます。 その他に、堆肥づくりや、ネイチャーゲームなども楽しみます。もちろん教室での講義もあります。 こうした活動を通じて子供たちは、環境を大切にする大人へと成長していきます。子供たちが大人になった時、この村はどういう風に変わっているのでしょうか。 Check
子どもたちへの環境教育は、学ぶことと同時に実践することによって確かな知識の獲得へとつなげます。 マングローブセンターで技術や知識を得た子どもたちは、その後苗木作りや実際の植樹活動などに参加します。 まずは種を選別し、芽を出せる種だけを使って苗木を作ります。 そして予め作ってあった苗木を植えていきます。 ドロドロの植樹場所も、腰まで浸かる水かさの川も、子どもたちはへっちゃらです。 ずぶぬれになっても、泥だらけになっても、どんどん進んで元気に活動する子どもたちに、明るい未来を感じますね。 Check
9月14日、Ban Khaonives 学校の子どもたち60人を対象に、環境教育のための1dayキャンプが行われました。 こうした環境教育活動も「チームエナセーブ」の活動の大事な要素です。 植樹するだけでなく、植えた木々を守っていく子どもたちを育てるのです。 子どもたちはまず先月完成したマングローブセンターでマングローブの森について、またエコシステムについて学び、考えます。 「将来どんなマングローブの森を作りたい?」というテーマの絵を描いて発表したり、歌や踊り、ゲームを通じてチームワークを育てたり、楽しく学びます。 チームエナセーブのオリジナルTシャツを着て、元気に活動する子どもたちです! Check