マングローブバハリ
2015年1月29日|植樹地の様子|
2009年にタイから始まり、現在はインドネシアで行われているチームエナセーブGREENプロジェクト。
2011年にインドネシアでこの活動が始まって以来、植林準備から実際の植林まですべてを担当しているグループがあります。彼らの他にプロジェクト全体を管理する全体コーディネータもいますが、しかし、現場で住民らと共に頑張りとおしたのは、この植林グループでした。彼らはこの植林の要であり、彼らなしではプロジェクトの成功はなかったと言えるでしょう。
このグループは「Mangrove Bahar(マングローブバハリ)」と呼ばれます。これは「海のマングローブ」を意味します。中心メンバーは5名で構成され、5名はそれぞれの役割に責任を持っています。彼らのコーディネートの元、村の住民は植林活動に参加する形になっています。
彼らは、「リハビリテーション(復元)」と「教育」という2つの委員会を結成しています。リハビリテーション委員会は、植林に関する事を担当します。教育委員会は、住民に対する「植林活動の意義」を訴えかける仕事です。
グループにとって、最も大切な仕事は、植林サイト巡視とメンテナンスです。彼らはずっと、フジツボの食害や、苗木の流失などのようなあらゆる問題を防いできました。これまでのところ、重大な問題がでなかったのは、彼らの熱心な仕事ぶりによるものだといえるでしょう。
それぞれのメンバーは他にも仕事をもっています。自分の仕事が忙しい場合でも、必ず時間をみつけてサイトにでてきます。彼らのそういった日々の努力により、マングローブは美しい森となりつつあります。
文・写真 公益財団法人 オイスカ スタッフ