インドネシアではマングローブ植林のシーズンを前に、
植林準備が始まっています。
準備は、多くの人の手によって行われます。
今回はそんな「植林前の準備作業」についてのご紹介です!
まず、苗を植える際に使われる杭の準備です。
マングローブの苗は細長い棒状をしているため、
単純に植えただけではすぐに倒れて波に流されていきます。
そのため、長い杭を植えこみ、そこに沿うように苗を植えていくことで、
苗をしっかりと成長させることができるようになるのです。
通常、杭として「竹」が使われますが、この地域に「竹」は生育していないため、
他の村より運んできます。
それをちょうど良い大きさに切っていきます。その準備には約8日間を要します。
そして苗の準備は、地域のマングローブ林で行われます。
良く育っているマングローブに上手によじ登り、良く熟した種子を採取します。
袋一杯に苗を集め、集まったものを村に運んでいきます。約3日間かかる仕事です。
こうして植林の準備は実施されます。
今年もしっかり植林しよう、と意気込む植林地の人々です。