村人達はすでに「ベドノ村が深刻な環境問題に直面している」事を理解しています。それは、満潮時に海を見れば一目瞭然です。1980年代、村の面積は約750ヘクタールでしたが、現在約550ヘクタールとなっています。これらの失われた面積は、今海の一部となっています。
住民達は、「自分たちの生活や未来を守るためにマングローブ植林が大切」だと理解して以来、次の世代、つまり村の子供のために、村を守っていきたい、その知識を伝えたいと考えるようになりました。そのため、村の子供たちは小学校3年生からマングローブ植林に参加するようになっています。
現在の村の人口は2,500人ほどで、その内0~15歳の人口が占める割合は約38%と大きな割合を占めています。この子供たちに、環境保全について学んでもらうことは、長くこの地域に環境保全を根付かせるために最も大切な事だと言えるでしょう。