2011年にインドネシアでこのプログラムがスタートし4年が
経ちました。
ジェパラ地区では高波によってダメージを受けたこともありましたが、再植林により多くの苗が育ちつつあります。デマック地区で植えられたマングローブは大きく成長し、村にはミニフォレストが形成されつつあります。
この順調な生育の背景に、日本からの協力や、住民らの協力があったのはもちろんですが、何より、植林コーディネーターが大きな役割を果たしていたのは
間違いありません。コーディネーターは、植林に関係する調整や、植林後の苗木のメンテナンス
等を行いますが、そのためには、コーディネーター自身も常に学び、努力を続けていく必要が
あるのです。
コーディネーターは、2月にバリ島においてマングローブの持続可能な利用に関する研修に参加
しました。世界にあるマングローブの内、25%はインドネシアに存在していると言われています。
その広大なマングローブを管理するため、マングローブ情報センターが設置されています。
研修はそのセンターで行われました。
参加者は、センターで働く専門家からマングローブ生態系、種、マングローブの経営方針や
マングローブリハビリテーション技術の講義を受けました。さらに、マングローブから石鹸、
ゼリー、ジュース、菓子やその他多くの製品を作るための実践的な授業も受けることができ
ました。
今回の研修は非常に有意義な物であり、今後のTeam ENASAVEプログラムの発展に役立つもの
でした。参加したコーディネーターは、今回得た知識を他のコーディネーターに伝え、実践して
いくことでしょう。
さあ、この成果がどういう風に生かされて行くのか、楽しみですね!