植樹地域~現地ブログ~ チーム・エナセーブ

看板は復興のバロメーター

2015年7月10日|植樹地の様子

前回のブログでは植林地にまつわる看板についてご紹介しましたが、今回はそのパート2です!ベドノ村では観光客増加に伴い、色々な看板が設置されています。さて、どんなものでしょうか?

以前もお伝えしたように、観光客の増加後、住民たちは家族の生活を楽にするため、小商いを始めています。看板はそうした商売にまつわるモノです。ちょっとしたお菓子を売るお店、安く定食を食べられるお店、駐車場の案内や、トイレや傘の貸し出しなんかもあります。イベントがある時、傘は大人気!雨除けだけでなく、暑い日の日傘と
しても利用されます。看板からも、この村の人々が経済的にたくましくなっていることが伺えますね。

これは、一度崩壊しかけたこの村の復興を示す大切なバロメーターと言えるでしょう。
今、世界中で自然災害が頻発し、その地域のコミュニティの疲弊が問題となっていますが、ベドノ村はその復興の好事例と言えるのではないでしょうか。自然災害によって破壊された自然やインフラが再生されるだけでなく、そこに住む人々の生活が立ち直ってこその復興だからです。

今後、このコミュニティがどのように変化していくのか楽しみですね。




文・写真 公益財団法人 オイスカ スタッフ
ダンロップ